【公認心理師】話題の「医師の指示」について
公認心理師の話題でよく出てくるのが、「医師の指示」について。
それってところで何だっけ?とか、初めて聞くから簡単なまとめが読みたい!と思っている人にむけて、説明してみますね!

シロさん
医師の指示がうんたらかんたらって、そもそも何の話
精神科や心療内科などの治療は、心理の支援と密接に関わっていますね。
なので公認心理師が援助しようとしているお客さんに主治医がいる場合は、公認心理師は主治医の指示を仰ごうね、主治医の指示は聞こうねと。
つまりは互いに上手に足並みをそろえた支援をして、お客さんの状態の改善を目指そうね、って話。

こひつじ

シロさん
ちなみにこれは「公認心理師法」っていう法律に定められている、超決定事項でして。
第四十二条第二項 「公認心理師は、その業務を行うに当たって心理に関する支援を要する者に当該支援に係る主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない。」
って書いてあるんですね。
違反した場合の罰則規定がある
じゃ、違反すると?
これは第三十二条第二項ってところに、

シロさん

シロさん
って書いてあります。しかも追い打ちをかけるように第三条に

シロさん
と書いてあります。
けっこう厳しいですね~。
もちろん、主治医と連絡を取りたくても取れない場合など、致し方ない場合は仕方がないよねとはなっているようです。
第一回公認心理師試験に、医師の指示に関する設問が出た
試験に医師の指示に関する設問、出ました! 例えばこれ。
問3 14歳の女子A、中学生。摂食障害があり、精神科に通院中である。最近、急激にやせが進み、中学校を休みがちになった。Aの母親と担任教師から相談を受けた公認心理師であるスクールカウンセラーが、Aの学校生活や心身の健康を支援するにあたり、指示を受けるべき者として、最も適切なものを1つ選べ。
- 栄養士
- 学校長
- 主治医
- 養護教諭
- 教育委員会
正解は?

シロさん
今後の試験にも、医師の指示に関する問題は出るかもしれないですね。
押さえておくといいでしょう。
にしても、全国のスクールカウンセラーが医師たちに対し、その都度「先生、このケースの支援について、ご指示をー!」って聞くの?それに応じる医師大変じゃない?(小声)
お医者さん(と公認心理師も)、大変じゃない?
お医者さん的にはこれどうなんでしょ?
お医者さんってめちゃくちゃ忙しいじゃないですか。
シロさんはお医者さんと電話で話そうとしたら、ピンポイントで「この日のこの時間なら空いてます」と言われることが多くて、いつでも話を聞ける相手じゃないです。
だけどそんな忙しいお医者さんがさ、その都度公認心理師から

シロさん
って聞かれたら

こひつじ
って思ったりしないのかな(笑)
実際に活動してみて、次第に良い塩梅が生まれてくるんでしょうかね?
まとめ
ということで、「医師の指示」っていうのは、
公認心理師法に書いてあるやつで、「公認心理師は、お客さんの主治医の指示を受けてね」って決まっているという話。
互いに連携しやすい関係性の中であれば、医師の指示は有効に生かせるでしょうね。
その逆の場合もあるだろうから、その辺はどうやっていきましょうかね。
あと日本中に散らばってる公認心理師たちば、しょっちゅう医師に指示を受けようとしたら、医師がパンクすると思います。。
ついでにいうと公認心理師も忙しいだろうから、毎度医師に連絡するのは骨折りかも。。
その辺も良い具合を見つけていきたいものですね。
ではでは、今日はここまで。

こひつじ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません